雑談

翻訳アプリがあるから英語話せなくても困らないじゃん?っていう意見に対する反論

最近、ポケトークが流行りですよね。評判もいいみたいですね。

以前、ホテルの受付の日本人が、外国人と話す際にポケトークを使っているのを見たことがあります。確かに便利そうでした。

ホテルの受付の方、最初はお客さんとうまく会話できてなかったんですね。あまり英語が得意じゃなさそうに見えました。

で、受付の人がおもむろにポケトークを取り出して、ポケトーク経由で会話を始めたんです。どんなもんかなぁと思いながら見ていましたが、ちゃんと伝わってましたよ!

結局、ポケトークのおかげで会話が上手くいったみたいで、ホテルの受付の方は心なしかホッとしたように見えました。

 

こういった便利な翻訳機が出るたび、

「ついに英語が話せなくても大丈夫な時代が来た!!」

って意見が出てきますよね。

英語学習者からすると、逆に「今までの努力が全部ムダになる!?」ってドキっとする方も多いでしょう(笑)。

ただ、個人的には、「翻訳アプリがあるから、英語が話せなくても困らない」という意見は正しくないと思っています。

今回は、こんな意見に対する反論を書きたいと思います。

翻訳アプリは会議だと使えない

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ビジネスで、一番英語を話す機会が多いのは、どんな場面でしょうか?

間違いなく、会議です。

TV会議とかF2F会議とか、ビジネスでは何かと会議が多いです。

 

ですが、翻訳アプリを会議で使うことは難しいです。

会議では、質疑応答が飛び交ったり、ブレインストーミングをしたり…いろんな人が入り乱れて議論を交わすケースが多いです。

一方、ポケトークや翻訳アプリは一対一のコミュニケーションを想定しています。

一人が喋って、それを翻訳するという使い方ですからね。

大人数で議論が進行している状況では、翻訳アプリは無力と言えるでしょう。

英語でプレゼンテーションをする場合もムリ

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また、英語で一方的に話すケースにも翻訳アプリは使えません。

代表的なのは、英語でプレゼンするときですね。

プレゼンでは、スライドの操作と発話のタイミングを合わせる必要があります。(アニメーションを使う場合とか特に。)

また、声に抑揚をつけたりしながら、分かりやすく発表することも重要ですよね。

…どちらも翻訳アプリではできないことです。

 

結局、英語でスピーチやプレゼンをする場合には、自分で英語力を上げて、練習しなければなりません。

翻訳アプリでは雑談ができない

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翻訳アプリは、どんなに高精度でもタイムラグが発生します。

翻訳アプリって、「一度アプリに話かけた後、アプリが翻訳して、翻訳された音声を相手に伝える」っていう使い方をしますよね。この間、どうしても数秒はかかってしまいます。

雑談だと、このやり取りを毎度毎度繰り返す必要があるんです。

どうしても、会話のテンポが悪いです。

ですので、翻訳アプリでは雑談が出来ません!会話を楽しむことが出来ません!

 

極端な例ですが、外国人との立食パーティーに参加していることを想像してください。

隣に、高そうなスーツを着たイギリス人が立っています。

彼が何か僕に話しかけました。

懐からポケトークを取り出して…

ってアホか!!って話ですよね。

こんな場面で翻訳アプリを使うとか…絶対無理です。

 

翻訳アプリは、話が伝わるという意味ではとっても便利なんですが、コミュニケーション全般に使えるものではありません。

外人と友達になりたい方は、自分で努力して英語を勉強しましょう。

まとめ

今回は、「翻訳アプリがあるから英語力なんて不要」という意見に対する反論をお話しました。

翻訳アプリはとても便利ですが、万能ではありません。

まだまだ、自分の英語学習の価値は大きいです!

安心して英語力向上に励みましょう!!

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